【企業は個人の集合体。個人の潜在能力を発掘する】2162号 20250531
司馬遼太郎記念館に訪問しました。司馬遼太郎の著作は、長編小説44作品、短編小説156作品、エッセー1500編以上。1つの作品を仕上げるのに約600冊ほどの本を参考に書かれたようだ。「竜馬がゆく」を読んだだけでも、詳細な人名、背景などが書かれている。「竜馬像」をこれほど克明に書いた人はいないだろう。従って、「竜馬像」は、司馬遼太郎が創ったことになる。より正確に調査した結果として書かれる。ある人物が、一人の作家で形作られる。
周りを見渡した時、無意識に発した人物評価が、その人を創ってしまう。周りの人の否定的評価は避けた方が良さそうだ。
記念館には司馬遼太郎が執筆していた書斎がそのまま見れるようになっている。ここで「竜馬がゆく」が書かれたのか~と感慨深いものがあります。書斎を観ている位置は「書斎の外のお庭」。間違いなく、お庭の小径を歩きながら構想を練っていたことでしょう。「人間力」から観ても司馬遼太郎が益々好きになりました。